最初に押さえること
価格の情報収集と処分の合意を切り分ける
遺産分割前の査定は、家族が話し合うための情報収集として位置づけます。査定を取った人が売却を決定できるとは限らないため、価格の相談と、不動産を処分する権限の確認を分けて進めます。
分け方を考えるためには、売れる可能性のある価格だけでなく、登記や測量、片付けなどの費用も必要です。売却代金の額面だけを分配の前提にすると、後で不足が生じやすくなります。
準備する順序
遺言、登記資料、相続関係の資料の有無を整理し、相続人や権利の確定は専門家へ相談します。
査定依頼が情報収集目的であることを伝え、家族へ渡すための価格根拠と未調査事項の説明を求めます。
売却した場合の費用と日程を確認し、分割協議と登記の手続を含めた段取りを専門家と合わせます。
打合せ用の確認表
確認した日と相手の名前を手元のメモに残します。資料がないときは「不明」として、次の確認先を決めてください。
- 査定の目的
- 分割協議の資料なのか、販売開始を検討する段階なのかを伝えます。
- 相続資料
- 遺言や協議書の有無と、専門家による確認状況を整理します。
- 費用の前提
- 相続登記、調査、片付けなど未確定の費用を残します。
- 合意の範囲
- 査定依頼への賛成と、売却・分配への合意を分けて記録します。
確認できた項目にチェックできます。入力は送信・保存されず、ページを再読込すると消えます。
ここは立ち止まって確認
相続人申告登記を済ませたことだけで、売却のための権利関係が整ったとは限りません。必要な相続登記は司法書士等へ確認します。
制度や考え方を詳しく読む
このページで準備する項目を整理したら、関連する解説も確認できます。
相続登記の義務化|過料10万円と2027年3月の期限 →参考にした公的資料
制度の原文と、個別の確認窓口を探すための資料です。以下の資料が、当社のサービスや物件の結果を保証するものではありません。
- 法務省|相続登記の申請義務化に関するQ&A
相続登記と相続人申告登記の違い、売却時の権利関係の確認に関する案内。
- 国税庁|不動産等を売却した方へ
譲渡所得の基本的な計算と申告の案内。対象年分や個別の適用条件を確認してください。
このページは一般的な準備用ガイドです。法務・税務・建築などの個別判断は、資料をそろえて各専門家・行政・契約先にご確認ください。